私は2年ほど前に、米国在の陶芸家の知人を通じて陶芸用ジルコニア式酸素濃度計(Oxygen probe)を米国の陶芸用品ネット販売店で購入しました。 灯油窯での冷却還元焼成時の還元状態を調べる(正確に数値で知りたい)為に購入したのですが、色々と使えます。 日本では産業用の酸素濃度計は作られているのですが、陶芸家向けの物は有りませんので珍しと思い、ここに載せておきます。 ジルコンが酸素濃度によって起電する微妙な電圧を測定して酸素濃度が判るとのことですが、詳しい事を知りたい方は次のサイトをご覧下さい。 http://www.m-system.co.jp/mstoday/plan/mame/1993-1995/9407/index.htmll 尚、私が酸素濃度計を購入した、Bailey Pottery Equipのサイトはhttp://www.baileypottery.com/です。 |
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・ATC Oxygen Probe(オーストラリア製) |
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・使用中の酸素濃度計、左の小形ゴムポンプで外気を送り、窯中の酸素濃度の電位差を測ります。 | |||
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・この様に電位差(電圧)が「0.03」と表示されますので、付属の チャートで酸素濃度を読みます。 ・温度は摂氏1100℃帯で、0.03は ← 辺りですので酸素濃度 (Oxygen Content)は7〜8%です。酸化焼成(Oxidation)である事が判ります。 |
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