○煙突・1

燃焼済みのガスを排出するための垂直煙道ですが、備前窯では赤レンガ巻の立派な煙突を作ります。
赤レンガの煙突、松割木が備前焼屋の目印、という感がありますので、私も同じような煙突を作りました。
まずは隣のM工務店から、足場丸太を借りて足場を組みました。
鉄工所で煙突バンドを作ってもらい足場に固定したところです。このバンドに添って煙突を作ります。
プロの築炉屋は後からバンドをつけます。

○煙突・2

煙突は内、耐火煉瓦、外、赤レンガの二重構造で、赤レンガに熱の影響が無いように空間を作ります。赤レンガはセメント目地1pです。
並行して積んで行きますが、なかなか大変です。

○煙突・3

高くなると、滑車とロープでレンガやモルタルを吊り上げます。
一人では出来ませんので、家内に手伝って貰いました。高速切断機(レンガ カッター)も足場に揚げて使いました。

○煙突・4

完成した煙突です。よく見られるような、煙返しと呼ばれる飾りは付けませんでしたので、すっきりとした感じになりました。
高さ4.5mですが、コンクリート製台が1.2mありますので、計5.7mです。
煙突は足場作りから、延べ22日間と、思いのほか日数ががかかりました。

○ダンパー・1

燃料は松割木、空気は自然流通の備前窯ではダンパーによる排ガスの調整は重要です。
鉄工所で作ってもらった鉄枠に木型をくみ、キャスターを鋳込んでダンパーを作りました。
大きさ48×73p、厚10p重量は80キロ以上!

○ダンパー・2

水平煙道脇に設置したダンパーフレームにワイヤーで吊り下げました。判りづらいですが、右脇のウェイト ボックスによるカウンターウエイト式です。

※ 図面を描いたり、専門的なアドバイスをいただいた馬場達明様、手伝ってくださった田邊義典様、川崎良江様、大塚徹也様、中古レンガをお恵み下さったK社の橋本様、期限切キャスターをお恵み下さったG社の河本様有り難うございました。


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